個人再生:クレジットカードのリボ払いの利用により膨れ上がった債務額を、小規模個人再生申立により減額することができた事例個人再生
依頼者の属性
20代 女性 会社員 負債総額 約600万円
依頼に至る経緯
ご依頼者様は、友人に誘われたネットワークビジネスがきっかけで借入れを始めました。この時気軽に借入れが出来たことから、ネットワークビジネスを退会した後も、クレジットカードのショッピングリボ払いを利用し、気持ちの赴くままに買い物するようになりました。そして、気がつけば返済困難な程度に債務額が増えてしまっていたため、当事務所に相談、依頼されました。
解決結果
ご依頼者様は、安定的な収入があり年2回賞与支給されていたことから、借金の総額が減額できれば毎月の返済は可能であると判断し、小規模個人再生での申立を行いました。
結果、債権者からの異議もなく無事に再生手続は認められ、負債額も約120万円と当初の2割程度になり、毎月の返済額を大幅に減らすことができました。
ポイント解説
ご依頼者様は、自己破産申立てをすることに抵抗があったため、任意整理か個人再生手続きを希望されていました。任意整理は、自身の手取収入から債務額を3年~5年で分割返済出来る見込みがある場合に限り取り得る手段です。今回のケースでは、債務額600万円を最長でも5年で返済するという条件になるため、毎月約10万円を返済しなければならず、収入額にもよりますが、多くの方にとっては返済が簡単といえる金額ではないと考えられます。
次に、個人再生手続きでは、借金を圧縮することで月々の返済額を抑えることが出来るため、自己破産には抵抗があるが任意整理では返済を続けることが困難な方でも、利用が可能です(但し、諸々の条件があります)。今回のご依頼者様は、正社員として勤務されており、安定的な収入があることや、年2回の賞与支給もあるため、比較的スムーズに個人再生手続が認められ、借金を圧縮することが出来ました。
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