任意整理:減収により返済が難しくなったため、各債権者と任意整理を行い、返済条件を変更した事例任意整理
依頼者の属性
40代 男性 アルバイト
依頼に至る経緯
ご依頼者様は、以前勤めていた会社を、体調不良のために退職されました。そのため、これまでのように借金返済が出来なくなり、当事務所に相談に来られました。
解決結果
各債権者(3社)からこれまでの取引履歴の開示を求めたところ、合計で約173万円の残債務がありました。2社については、開示された残債務の金額を元に、5年間の分割返済をするという和解が成立しました。残りの1社については、取引期間が1年半程の短期間だったこともあり、債権者からは短期間(2年以内)での返済案を求められましたが、交渉の結果、3年間の分割返済で和解が出来ました。
ポイント解説
取引期間が短期間(2年以内程度)しかない場合、債務者の返済実績が乏しいことを理由に、債権者からより短期間での返済を求められることが多くなります。たとえ長期分割を認めてもらえたとしても、利息を付けることを求められるなど、条件付きでの和解になる場合もあります。和解交渉をする際には、ご依頼者様の現在の家計状況をお聞きし、今後も継続的に返済が可能かを判断し、無理のない範囲で和解が可能かを判断します。もし、減収や家計状況の変化により、これまでのように借金の返済が厳しいと感じるのであれば、一度、ご自身に合った債務整理の方法を弁護士にご相談することをお勧めします。

- 【破産】免責不許可事由の内容が重度であったため、破産開始決定後に按分弁済を行うことによって免責を得た事例
- 5年間で60回の分割弁済を行う内容の任意整理を行った事例
- 【破産】個人再生と破産の両方を選択肢に入れた上、破産申立を選択した事例
- 【法人破産】通所介護サービス施設を営む法人が破産した事例
- 【任意整理】破産により資格制限を受ける職業に就いていたため、破産でなく任意整理を行った事例
- 【破産】保証債務の返済が困難となり破産を申し立てた事例
- 【破産】飲食チェーンとライセンス契約を結んで飲食店を経営していた個人事業主が破産を申し立てた事例
- 破産:コロナ融資終了後の個人事業主の破産の事例
- 破産:喫茶店を経営するための店舗兼住宅建築のためローンを組んだが、コロナ禍により返済ができず、管財事件として破産を申し立てた事例
- 任意整理:元夫が無断で借り入れていた借金につき、消滅時効の援用をした事例